夜桜子が突然、庭に赤い実を取りに行こう、と言った。寒いよ。でもなぜか桜子はおおはりきりなので、懐中電灯を持って一緒に取りに行った。取った実を手のひらに数えていると、ふーっと桜子の白い息が懐中電灯の光に浮かび上がる。「あ、けむり!」これはね、桜子の息。と言ったら、半分笑い出しそうになりながら、「た、たばこ?」。そう来るか。これはたばこではなくて、寒いと息が白くなるんですよ(去年の冬は覚えてる?)。
ひとしきり、ふー、ふー、と遊んで、寒い寒いとはしゃぎながら家にかけ戻った。
Elisa Kleven: The Lion and the Little Red Bird
大切なお友達からもらった絵本。ある日小鳥がきれいな緑色のしっぽを持ったライオンに出会う。著者はなんど Bay Area に住んでいて、近くのお気に入りのおもちゃ屋さんにも時々来るそうな。http://www.elisakleven.com/
木下 順二: ききみみずきん
とてもきれいな日本語。「きこばた とんとん からんこ からんこ」とは機の音。桜子はこの夏あたりから、こういう絵のほとんどない長い話も楽しむようになった。
Lynn Plourde: Wild Child
秋の季節のお勧め。
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