4日の予行演習が位置の誤差が大きくなって中止された後、その問題が上手く解決できるか確認するために 9日に降下試験をやったらしい。この写真はその時のもの。一番明るい辺りに、はやぶさくんの陰が「いとかわ」星にポチッと映っていてかわいい。かわいいと言えば松浦晋也さんのブログ経由でこんなかわいい絵も見つけた。
そして今日が予行演習の2回め。もう始まっていて「今日のはやぶさ」のページに「降下中」と書いてある。日本時間の10am-4pm、米国太平洋時間ではええと、5pm-11pm に管制室のライブ中継とライブブログがある(要 Windows Media Player。MPEG4 でやってくれればみんながハッピーなのに。仕方がないのでインストールしよう)。お、ブログがもう始まっている。それにしても、ライブ中継のために "jaxa.tv" なんてドメインを取る JAXA って…いい味出してます。こういうのって大切だよね。
今日は、着陸をして星のかけらを取ってくると言う意味では予行演習だけれど、それ以外に、あの探査ロボットミネルヴァくんを落とすらしい。私はこれがとても楽しみだ。
ミネルヴァくんの様子はこのCGでよくわかる。ミネルヴァくんはなんと飛び跳ねながら星の表面を探検するのだ。その様子は前に書いたジャンピングゴールにそっくり! なんでも重力のとても弱いこの小さな星の表面では、地面との摩擦で動く車輪は役に立たないらしい。なのでぴょんぴょん飛び跳ねながら移動する。移動しながら写真を撮ったり温度を測ったりして、はやぶさ経由で地球に送ってくれる。
いとかわ星は太陽からの距離が地球と似ている。ということは大気がない分、太陽が上にある昼間はものすごく熱くなるってことだ。かといって夜は凍える寒さ。そもそも夜は写真が撮れないじゃないか。フラッシュを持って行くんだった! じゃなくて、ここの研究紹介によるとミネルヴァくんは、太陽の方向を見て、昼間ならその反対に、夜ならそちらに、ホップするらしい。そうやって気持ちのよい辺りを探す。幸い小さい星だから、北極から赤道直下までも、昼間の地域から夕方の地域までもホンの数分。その気になればずっと夕日を追いかけるとか、そんなこともできそう。そして万が一熱くなり過ぎたら、内部の機能を切ってじっと我慢する機能もあるらしい。
ね、ミネルヴァくん、気になるでしょう?