朝、よく通り道にある Peet's Coffee でラテを貰ってオフィスに行く。ある朝、時間に余裕があったので、ちょっと足を伸ばして Barefoot Coffee Roasters に寄ってみることにした。
Peet's Coffee をご存じない方は、Starbuks をもうちょっと本格的にしたものと思ってもらえば近いと思う。ウェブページにその雰囲気の違いが良く出ている。Starbuks はシアトル出身なのに対して、Peet's は地元ベイエリア出身ということもあって、この辺りでは愛されている。
Barefoot Coffee Roasters は友人に教えてもらって、何回か昼食後に行ったことがあった。ヒッピーな感じの店で、丁寧に作ったエスプレッソがとても美味しかった。いつもの Peet's を通り越してここまで来たのは、どんなカフェラテを出すのかちょっと興味があったから。Cafe Latte の small を、to go で、と注文して、待つ。なんだか独特の格好をした(それ以上表現する語彙を持たない)お兄さんがエスプレッソを入れている。名前が呼ばれた。
カウンターの上に置かれたラテを見て、礼を言いながら紙コップに蓋をかぶせようとする手を止めた。たっぷり盛り上がった泡のキメがとても細かく、でも真っ白ではなくて、エスプレッソでちょっと模様を作っている(逆マキアート状態?)。なんて旨そう。なんてそそる。こんな感じ。蓋を被せることができなかった。
店内でちょっとだけ飲んで行こう。すっと飲んだ。うんまい! 泡立てたミルクがとてもクリーミーで、その中から旨いコーヒーの香りが包まれて出てくる。これは絶品。ああ、店で飲むことにすれば良かったと後悔。このラテは紙コップではなくてちゃんとしたカップで楽しみたい。そんなことを思いながら、一口、もう一口と結局店内で全部飲んでしまった。ごちそうさま!
飲み終わった後冷静になってエスプレッソを入れているお兄さんを見てみた。丁寧に、ずいぶん時間をかけて一杯のコーヒーを入れている。この店、お客さんが増えたらさばききれないに違いない。これ以上繁盛しませんように、と変なことを思いながら店を後にした。今度は店で飲もう。
その後、といってもまだ2週間にもならないけれど、朝時間の余裕がある時には、この店で30分、ゆっくりラテを楽しみながら本を読むことにした。オフィスに持ち帰るか、店で飲むか、ちょっとの違いだけれどずいぶん豊かな時間をもらった。