違法な音楽ファイルを締め出すため、総務省と通信業界、音楽業界が協力し、携帯端末で不正ダウンロードができないようにする世界初のシステムを来年度にも導入する方針…
…利用者が携帯電話で音楽ファイルをダウンロードすると、楽曲の識別情報が携帯端末から照合用サーバーに自動送信される。サーバーは楽曲が正規の手続きで配信されたものかどうかを判定、違法コピーされたものであれば利用者の端末に警告メッセージが表示される仕組みだ。 さらに同じ端末で何度も違法コピーを繰り返すなど悪質なケースと判定した場合は、サーバーからの情報を受けて端末が自動的にダウンロードを中断したり、ダウンロードはできても曲を再生できないようにしたりする。
ユーザーをドロボウだと仮定して、携帯の中身を監視するシステムが作られようとしている。恐ろしいことだ。
音楽業界がこんなことを思いつくのは理解できるが、総務省、携帯キャリアまでがこの馬鹿げた後ろ向きな試みに参加しているとは。日本国内の携帯メーカーになら、携帯キャリアがそのような仕様を押し付けることができるということか?
これを聞いて日本の携帯のユーザーは怒らないんだろうか。政治と同じで、結局一人一人の行動が結果を選んでいる。