今日、iPad が発売されました。私は開発の目的で、もうしばらくオフィスと家で使っていたので、私の感じたところを書きたいと思います。
一言、これは世の中を変えると思います。
まず、iPad のタッチインターフェースの出来がいかに自然なことか。使っているうちにデバイスの存在感が消えて、あたかも、そのものをいじっているような感覚になります。そして操作が楽しいのです。いかにマウスのインターフェースが間接的だったかを思い知ります。単にタッチインターフェースだから良いのではなくて、それを自然に感じさせるための大変な工夫と苦労がここに入っているんです。
このインターフェースの自然さと楽しさが、細かい機能の議論よりも根本的だと思います。そしてこの一点で、私はiPadが将来のコンピューターのインターフェースを根本的に変えてしまうと思っています。
評論家のモスバーグ氏が iPad レビューの冒頭で下のように述べていますが、全く同意します。
After spending hours and hours with it, I believe this beautiful new touch-screen device from Apple has the potential to change portable computing profoundly, and to challenge the primacy of the laptop. It could even help, eventually, to propel the finger-driven, multitouch user interface ahead of the mouse-driven interface that has prevailed for decade.
そうそう、コンピューターといえば、iPadを私がコンピューターと表現したら、妻が「あ、これってコンピューターだったのね、それはそうよね」と。もうこれはコンピューターといった、ちょっとよそよそしさを感じさせるものではもはやない感じです。
もう一つ気がついたのは、テーブルに置いたときに平らであることの良さ。例えば友人とカフェで、家族とテーブルにいるとき、皆で画面を覗き込むことができます。ノートブックの画面が立った状態、これは人と人とのコミュニケーションの壁になります。そういう席でノートブックを出すとき、ちょっと心に引っかかった事はありませんか?机に平らに置けるとそういう壁が無くなるというのは使って初めて気がつきました。
私は iPad が家で使えるようになってから、MacBook をほとんど使わなくなりました。
いかがでしょう。日本でも今月に発売と発表されています。ぜひ iPad を触ってみて、どのように感じられたか、教えてください。
# 今回はなぜか、ですます調になってしまいました。